6年ぶりの土日クリスマスみたいです🎄
【クリスマスプレゼントにReFiギフトはいかが?】
今年は多くのReFiプロジェクトが、地球が抱えている様々な問題の解決に取り組んだ1年でした。その中でカーボンクレジットや、検証可能な社会的または環境的影響をオンチェーンで簡単に送付する技術も発展し、様々なプロジェクトでそれらをクリスマスプレゼントとして大切な人に贈るという企画が発表されています。
今回はその一部を紹介します👇
A gift for the planet & people in your life (Toucan)
Toucanでは、クリスマスプレゼントとして、リタイア(クレジットを流通から廃止して無効化すること)したオンチェーンのカーボンクレジットを証明書にして大切な人に贈ることができます。プロセスはToucan dAppを介して行われ、数分で簡単に行うことができます。
証明書には以下の情報が含まれます。
クレジットを廃止した炭素プロジェクト
トランザクションハッシュ
誰がリタイアを実行したか
リタイアは誰のためか
パーソナライズされたメッセージ
12月12 日から24日までの間にリタイアする場合は、クリスマスをテーマにした証明書をリクエストでき、包装紙の節約にもなります。
Remove Carbon This Holiday Season (Nori)
Noriでも上記のToucanと同様に、受取人の名前を記載したリタイア証明書を送ることができます。
ちなみに、贈るクレジットの量の目安として以下のデータが記載されていました。
✈️旅行: 約1トンの二酸化炭素(ロサンゼルスからニューヨークへの往復フライト)
🗓毎月: 約1.33 トン(平均的なアメリカ人)
🌱毎年: 約16 トン(平均的なアメリカ人)
その他にもReFi DAO Mediaで様々なギフトが紹介されていたので、ぜひご参考下さい🎁
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:Filecoin Green
■概要:Protocol Labsが開発した「IPFS」「Filecoin」という名前を聞いたことがある方は多いと思います。詳細な説明は省きますが、NFTのコンテンツデータを保存する先によく利用される分散型ストレージがIPFSで、これらの分散型ストレージにインセンティブを付与することで参加者を促し、ストレージネットワークを維持しようとしているのが「Filecoin」です。今回紹介するのは、「Filecoin Green」であり、Filecoinネットワークで使用する電力消費などによる環境への負荷を検証し、環境負荷をゼロ以下にするための取組みを行っています。具体的な取り組みは下記になります。
Filecoin NNI Renewable Energy Fundを組成
Nelnetと共同で、太陽光発電に特化した再生可能エネルギー関連に投資するために$38Mのファンドを組成し、その内$35Mを太陽光発電プロジェクトへの投資を行いました。この投資により、アメリカ国内のFilecoinで消費する総電力量約2.8MW(メガワット)を大きく上回る約10MWを一日あたり発電するようになっているとのことです。使用する電力分以上を太陽光などのクリーンな方法で発電するのは、とても素晴らしい試みのように思います。
Sustainable Blockchain Summit (SBS)を開催
より環境にやさしいブロックチェーンソリューションを構築する方法を学ぶためのイベントを開催しています。SBS自体は今年コロンビアのボゴダで開催されたDevconや、SXSWに合わせて開催した大型のイベントですが、毎月Filecoin Greenのミートアップを開催しているようです。
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■米国議員が Crypto-Asset Environmental Transparency Actを導入
12/8にEdward J. Markey上院議員が、5メガワット以上の電力を消費するクリプトマイニング活動からの温室効果ガス (GHG) 排出量の報告義務を課す「Crypto-Asset Environmental Transparency Act(日本語にすると暗号資産環境透明性法)」を紹介。米国では、ビットコインのマイニング施設が国内電力の最大 1.4% を使用しており、700万台のガソリン車と同じ量のGHGを排出しているとのことです。
本議員は、これから気候変動と戦っていく上で、重要な法案となると説明しています。
■タイ最大の携帯電話事業者AISが電子廃棄物ブロックチェーン・システムを立ち上げ
タイ最大の携帯電話事業者であるAdvanced Info Service Plc(AIS)は、電子廃棄物のリサイクルプロセスを追跡し、炭素削減スコアを計算することができる電子廃棄物ブロックチェーンシステムを立ち上げました。
ブロックチェーンを利用したE-Waste+プラットフォームは、ASEAN初のツールで、タイ温室効果ガス管理機構(TGO)およびデンソー・インターナショナル・アジア(タイ)、チュラロンコン大学、などの6機関のグリーンネットワークパートナーの協力により作成されました。
■VoltreumがPtoPのエネルギー取引システムであるVolt-Xを立ち上げ
インドを拠点とするブロックチェーンプラットフォームのVoltreumは、ユーザーが地域コミュニティ内でエネルギーを売買できるようにするピアツーピアのエネルギー取引システムであるVolt-X を立ち上げました。
ローカライズされた配電とマイクログリッドの組み合わせにより、ユーザーはエネルギー取引と交換を効率的に最適化できます。
ソーラー パネル、風力発電所、水力発電所、およびその他の再生可能エネルギー源がVolt-X プラットフォームに直接接続され、ユーザーは競争力のある価格でさまざまなソースから電力を購入できるようになります。そして同時に、生産者も生成するエネルギーに対して競争力のある支払いを受けることが保証されます。
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メンバー紹介
■F太郎(Nori)
ReFiプロジェクトであるNori所属。ペンギン好き。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
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