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ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■ CARBON Copyから2024年のReFiを振り返る記事が公開
CARBON Copyから2024年のReFi業界のリキャップ記事が公開されています。ReFi自体は少し後退してしまったかもしれないが、DePIN×ReFi(ImpactReFi)の領域は発展したと結論づけています。筆者としても、上記の結論には同感であり、撤退してしまうReFi関連のプロジェクトが多かったと感じる1年でした。特にNoriやFlowcarbonが、カーボンクレジットのオンチェーン化からの撤退や、トークン化を断念するニュースは衝撃的でした。一方で、DaylightやGlowなどのように、DePINなど電力施設に絡ませていくようなプロジェクトは増加したように思います。
ReFi関連プロジェクトは、中長期でゆっくりとじっくり進んでいくと思っているのですが、それらの活動を持続的に行っていけるような体制が整っていくといいですね。そのような体制づくりにはGitcoinを通じた寄付や、ファンディングの機会が重要であり、2025年には活況となる市場からそのような資金が巡ってくることを願っています。
■ Celo Citizen Retro Programの受付開始
Celo Citizen(Celoのコミュニティ)が、初のレトロファンディングの開始を発表し、受付を開始しました。レトロファンディングとは、これまでのCeloへの貢献に対して資金提供を行うものであり、これまでCeloの発展に貢献した人に遡及的に報酬を分配する仕組みです。今回のプログラムはEasyRPGFのプラットフォームを使用しており、もし該当する活動がある方は1月8日までに申請をすることができます。
なお、今回の対象となる貢献活動は下記の通りです。
Research & Development
Governance
Community & Adoption
■ GoodDollarがコロンビアとナイジェリアの女性支援のためのパイロットプログラムを開始
公共財への継続的な資金提供を目指すステーブルコインプロジェクトであるGoodDollarが、女性向けの国別のベーシックインカムのパイロットプログラム「Red Tent」を開始することを発表しました。今回のパイロットプログラムでは、支援が行き届いていない地域の1,000人の女性に毎日GoodDollarの支払いを提供することで、いかに有意義で持続的なインパクトを生み出すことができるかを探ることを目的としているようです。そして今回の対象となった地域は、コロンビアとナイジェリアであり、それぞれの地域で500名ずつを支援するようです。すでにプログラム自体は12月12日よりスタートしています。
また、本プログラムを間接的に支援する方法として下記のプールに寄付することが可能です。
■ KlimaDAO JAPANとアクセンチュアが1/24にサステナ×Web3のイベント開催
KlimaDAO JAPANとアクセンチュアが共催で、サステナビリティとデジタル技術の融合による新たな可能性を探るセミナーを開催します。本セミナーでは、Web3やブロックチェーン技術を活用した脱炭素化・生物多様性へのアプローチについて、第一線で活躍する専門家たちが登壇します。
セミナーは2025年1月24日18:30より、アクセンチュア・イノベーション・ハブ東京にて開催。講演後には参加者同士のネットワーキングの機会も用意されており、サステナビリティ分野における実践的な知見の共有と、新たなビジネス機会の創出が期待されます。参加費は無料です。ぜひこちらより登録して足を運んでください。
KlimaDAOが、カーボン市場のための次世代分散型インフラストラクチャー「KlimaDAO 2.0」を発表しました。この新システムの中核となるのが、環境アセット向けの次世代自動マーケットメーカー「Klima X」です。
最大の特徴は、$KLIMAと$KLIMAXという2つのトークンを活用した仕組みです。$KLIMAトークンは基盤となるカーボンポートフォリオの価値を表し、カーボン償却証明書の取得に使用できます。一方、$KLIMAXトークンはシステムのリスクパラメータとカーボンポートフォリオの管理を可能にし、$KLIMAの発行と償却のペースをコントロールします。
さらに、システムの中心には自律型アセットマネージャー(AAM)が配置され、動的な価格決定アルゴリズムによる継続的な取引や、最長10年先までのカーボン価格の先物市場の提供、ポートフォリオの最適化などを実現します。これにより、カーボン資産の価格発見がより効率的になり、市場の即時的なセンチメントと長期的なリスク評価の両方を反映することが可能になります。
この新システムは、カーボン市場における流動性の中心的な存在となることを目指しており、過去3年間の経験と課題を活かした包括的な再設計となっています。
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メンバー紹介
■F太郎(KlimaDAO)
Web3でカーボンクレジット市場の課題を解決するKlimaDAOのContributorとして活動。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
■村瀬雄哉
ソーシャルビジネスに興味を持っている大学2年生。
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