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【ISO14068-1とは?】
ニュースレター#70にて、グリーンウォッシュについて取り上げました。
今回は、グリーンウォッシュの対抗策になりうるISO14068-1についてとその活用策に関するコラムです!
ISO14068-1とは、国際標準化機構(ISO)がどのような状態をカーボンニュートラルと呼んでも良いかを定めた国際規格であり、2023年度に作られたばかりです…!
「クロネコヤマトのカーボンニュートラル配送の宅急便 ♪」と俳優の菅田将暉さんがリズムに乗って歌っている広告を見たことはありませんか?ヤマト運輸はこのISO13068-1の準拠認定を受けた世界初の企業です。
ISO14068-1では、クレジットによるオフセットも認めており、ヤマト運輸も2022年度には約246万トンをオフセットしているそうです。(購入したカーボンクレジットの方法論も公表しています。)
筆者が特に強調したいのは、ヤマト運輸はカーボンニュートラルに対する取り組みや証拠を投資家や取引先だけでなく、消費者が理解しやすく、手に取りやすい形でアピールしている点です。(ヤマト運輸のカーボンニュートラル配送に関するwebページ)
ISO14068-1などの第三者機関による認証をより効果的に活用するためには、いかに上手く消費者にアピールするかが重要です。
その一例としてヤマト運輸を取り上げましたが、Apple Watchのカーボンニュートラルに関するレポートもオススメです!(Product Environmental Report Apple Watch Series 9 — Carbon Neutral)
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:もりまもり
■概要:もりまもりは、NTTドコモが実施するNFTを絡めた生物多様性プロジェクトです。なお本プロジェクトは、2024年9月31日までの期間限定プロジェクトとなっています。NTTドコモは日本全国47都道府県に「ドコモの森」を設置しており、森林整備活動を行っています。もりまもりは、そのような森林整備活動および生物多様性についてをゲームを通して学ぶことができるようになっています。
ゲームとしては、ゲーム内でタップして森を整備します。森の中の倒木や落ち葉などを除去することで整備し、環境保全を行うことでサンショウウオ・マツタケを獲得することができます。サンショウウオ・マツタケはNFTとして獲得することができ、環境保全の活動履歴としてブロックチェーンに記録されます。そして、ゲーム内の森での活動は、現実のドコモの森にも反映されます。NFT総数10につき、1本植林される設計になっているようで、ゲーム内でタップすることが植林に結びつくのはとても面白いですね。2024年7月23日時点で261本の植林が予定されているようです。
今週末に開催するReFi Tokyoにも「もりまもり」の説明が聞けるので、是非お越しください!
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■ ブロックチェーンを活用した人道支援キャッシュ・アシスタンスの拡大に向けて、グローバルフィンテックとWeb3企業が結集
Algorand財団主導のもと、フィンテック、Web3、人道支援組織の連合が、人道危機におけるブロックチェーンベースのキャッシュ・アシスタンス拡大を目指す評議会を設立しました。この評議会には、Algorand財団、Circle、Worldpay、Mercy Corps Ventures、HesabPay、国連開発計画などが参加しています。
目的は、国連機関やNGOにブロックチェーン技術を用いた援助金支払いについてアドバイスし、困難地域でのブロックチェーンベースの現金プログラムの成功に向けたロードマップを策定することです。
ブロックチェーン技術の活用により、金融インフラの不足を補い、援助金配布の効率性と透明性を向上させることが期待されています。すでにアフガニスタンでは、Algorand上に構築されたHesabPayが14,000以上の家族を支援する世界最大の人道支援プロジェクトを実施しており、この技術の有効性が実証されています。
■ DeCharge、Credible Financeとパートナーシップを組みEVインフラのトークン化を推進
電気自動車(EV)充電ネットワークを支援するプロトコルDeChargeが、DeFiプロトコルCredible Financeとのパートナーシップを発表しました。この提携により、実物資産(RWA)とDePIN技術を統合し、持続可能性目標の推進と金融インセンティブの融合を目指します。
両社は、35台のEVと70台の充電ステーションを含むトークン化資産プールをSolanaブロックチェーン上で立ち上げ、投資家に持続可能な交通ソリューションへの投資機会を提供します。
また、DeChargeはSolanaのハッカソンColosseumで上位に選出され、今後18ヶ月で充電器を約150台から10,000台に拡大する計画を発表。さらに、コミュニティ主導の「Stake, Deploy & Earn」プログラムを通じて、グローバルな充電インフラ拡大を目指しています。
■ Celo、イーサリアムエコシステム参入への第一歩としてDango Layer 2テストネットを立ち上げ
モバイルファーストのLayer 1ブロックチェーンCeloが、イーサリアムエコシステムへの参加計画の重要な一歩として、Dango Layer 2テストネットを立ち上げました。昨年7月の投票に基づき、CeloはOptimismのOP Stackを使用してLayer 1ネットワークをイーサリアムのLayer 2チェインに変換する計画を進めています。
この移行により、イーサリアムとCelo間のトークン移動が容易になり、取引速度も向上します。スループットが50%増加し、ブロック時間が5秒から2秒に短縮される見込みです。
Celoチームは2024年初冬のメインネット立ち上げを予定しており、イーサリアムのスケーリングロードマップに合わせた戦略的な位置づけを目指しています。
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メンバー紹介
■F太郎(KlimaDAO)
Web3でカーボンクレジット市場の課題を解決するKlimaDAOのContributorとして活動。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
■村瀬雄哉
ソーシャルビジネスに興味を持っている大学2年生。
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