急に暑くなってきたので、体調管理にご注意ください🥵
【ICT・AIでフードロス削減へ挑む!】
先週に引き続き、フードロスについて取り上げます!
先週はフードロス削減によるカーボンクレジット創出についてご紹介しました!今回は、ICT・AI活用によるフードロス削減についてお伝えします。日本では、年間2550万トンの食品廃棄物が発生し、そのうち612万トンは食べられる部分が廃棄されているそうです😳(平成29年)この問題に対処するためには、ICTやAIなどの新技術を活用したビジネスの導入が急務です。具体的な取り組みとして、以下の2つが注目されています。
未利用食品の販売(シェアリング)
未利用食品の販売は、一般消費者にも関わるサービスが多く見られます。例えば、フードシェアリングプラットフォームを通じて、まだ食べられる食品を低価格で提供することで、廃棄を減らし、消費者にお得な商品を提供することができます。
株式会社コークッキングが提供するTABETEはまだおいしく安全に食べられるのに、「食品ロス」になってしまいそうな食事をレスキューできる【フードシェアリングサービス】、デニーズを始めたとした飲食店2,700店舗以上に導入実績があります。
食品の需要予測
データ利活用によって、食品の需要を予測をするサービスや実証実験が行われています。直近では、今年の1月に日本総研がID-POSを活用した需要予測と、食品流通上の製造・卸・小売間でのデータ連携を通じて売り上げ向上と食品ロス削減の両立を目指した実証実験の開始を報告しました。フードロス削減は複数事業者間での連携が必要ですが、この実証実験は日本総研含む7社によるものであり、今後の動きに目が離せません!農林水産省のwebページには、「ICTやAI等の新技術を活用した食品ロス削減に効果的なビジネスの募集」に応募のあった企業及びそのビジネスについて、各企業から提出のあった資料が掲載されており、複数の事業者がこの社会課題に取り組んでいることがわかります...!😆
先週取り上げたフードロス削減によるカーボンクレジット創出は、未利用食品の販売(シェアリング)や食品の需要予測とは一線を画す解決の一手の可能性があります。フードロスを減らすことでカーボンクレジットを創出し、環境負荷を軽減する取り組みについて、今後より深堀っていきたいです❗️
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:SheFi
■概要:SheFiは、8週間のプログラムを通じてWeb3をマスターし、キャリアを再構築することを目指す集中的な学習コミュニティです。3,000人のグローバルな女性メンバーが、オープンさ、優しさ、包括性、相互依存、協力といった価値観のもと、互いのWeb3のキャリアをサポートし合っています。
創設者のMaggie Loveは、ブロックチェーンのパーミッションレスな性質にもかかわらず、文化、教育、関心のギャップが存在することに気づき、女性がクリプトやAIなどの金融的に変革をもたらすツールの最先端に立つことを目標にSheFiを立ち上げました。 コースでは、24時間以上のライブ指導、デモ、ゲスト講義を通じて、インフラストラクチャ、DeFi、NFT、DAOの理論、ガバナンス、ソーシャル、人工知能など、幅広いトピックについて学べます。
また、Web3やフロンティア技術の分野で活躍するプロフェッショナルとのネットワーキングや、イベントでの交流の機会も提供されます。 メンバー限定のチャネルを通じて、質問へのサポート、知識の共有、つながりの構築ができる他、メンバーの専門知識を活かしたスポットライトイベントも開催されています。キャリア面では、メンバーのスキルと志向に合わせた優れたWeb3の機会を見つけ、専任のリクルーターがサポートします。 SheFiは、教育、実験、コミュニティを通じて女性をエンパワーメントすることをミッションとし、Web3の未来を形作るリーダーの育成に取り組んでいます。 6 月 18 日から新規のコースであるコホート 11 が始まるので、ぜひ興味のある方は参加を検討してみて下さい。
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■ CarbonableがStarknetのCatalystプログラムに採択
カーボンクレジットを購入できるプラットフォーム「Carbonable」が、StarknetのCatalystプログラムに採択されたことが発表されました。Carbonableは、他のプラットフォームと異なり購入できるカーボンクレジットの詳細な情報にアクセスすることができます。カーボンオフセットするプロジェクトが資金調達のためにローンチパッドでクレジットを販売することができ、ユーザーはそれらをアーリーなタイミングで購入することができます。そしてプラットフォーム上で、それらのプロジェクトの進捗を監視することもできるというのもユニークな点です。
Catalystプログラムは、Starknet Foundationが主催するエコシステム向けの助成金であり、Carbonableは250,000 $STRK を受領したとされています。すでにプラットフォームは稼働しており、Starknetのウォレットを接続して利用することができます。今後これらの助成金は、ユーザーに還元されていくことが期待されます。
■ GitcoinのGG20 Climate Roundの振り返りレポートが公開
寄付プラットフォームGitcoinで先日実施されたGG20でのClimate Roundの結果を振り返ることができるレポートが公開されました。レポートの作成はCarbonCopyのチームによって実施されており、公式から公開されているものではないことにご留意ください。本ラウンドに掲載されたプロジェクトをカテゴリー分けすると上記のような分布になっており、ネットワークやコミュニティ関連のプロジェクトが最も多かったようです。これらはGreenPillやReFi DAOのローカルコミュニティなどが該当します。次いで、Regenerative Agriculture(再生農業)やリサイクル&廃棄物処理関連のプロジェクトです。
国内では、まだReFiやWeb3×Climateと考えられることが多いですが、グローバルではすでに様々なユースケースの創出が始まっています。農業大国である日本においても、今後Regenerative Agriculture(再生農業)が注目されていくかもしれないですね。
■ ReFi Tokyo 2024、7月26日(金)に開催決定!
昨年4月に開催したReFi Tokyoが7月に帰ってきます!
詳細についてReFi JapanのXアカウントをはじめとする関係者から発信させて頂きますが、7月26日の夜の予定を是非空けておいて頂けると幸いです。またイベントスポンサー様も募集しておりますので、興味がある方はビニールまでご連絡ください🌳
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またReFi Japanとして参画しているSustainable Innovation Lab(SIL)のDiscord内でもReFi、ESGや地方創生などのトピックについて話したりしておりますので、ぜひご参加ください🤝
メンバー紹介
■F太郎(KlimaDAO)
Web3でカーボンクレジット市場の課題を解決するKlimaDAOのContributorとして活動。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
■村瀬雄哉
ソーシャルビジネスに興味を持っている大学2年生。
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