春の嵐が去ったので、桜の開花が楽しみです🌸
【デジタルカーボンクレジットに関するセミナー実施】
3月22日(金)に、都内で初となる「デジタルカーボンクレジット(ブロックチェーン上でトークン化されたカーボンクレジット)」に関するセミナーが実施されました。主催は、KlimaDAO JAPAN株式会社とアクセンチュア株式会社で、株式会社オプテージに協賛いただきました。(一般社団法人 日本ブロックチェーン協会、そしてReFi Japanも後援として入っています)
本セミナーは、日本・世界で活躍するカーボンクレジットの専門家が集まり、カーボンクレジットの基礎知識から、その必要性、市場の動向、そしてWeb3・ブロックチェーンを用いた脱炭素の新たな展開まで、幅広い知識・洞察を提供し、参加者全員で今後のカーボンクレジットの展開について考えられる場を目指し、開催されました。
まず初めに、アクセンチュアの平井氏より、カーボンクレジットの基礎知識、及び現在の日本と世界の状況についてお話いただきました。
次に、以前ReFi Japanでも取り上げたCarbontribe Labs(本社:エストニア)の矢野氏にも登壇いただきました。Carbontribeは、dMRVとReFiプラットフォームを開発する気候テックスタートアップで、森林のCo2吸収量を衛星画像から解析・モニタリングする技術(dMRV) に注力しています。
そして、KCG LTDのChairmanであり、KlimaDAOのCo-FounderでもあるGiorgio Donà-Danioni氏に、KlimaDAOの世界展開やデジタルカーボンクレジットについて紹介いただきました。KCGはKlimaDAOのコアメンバーが中心となり設立された会社で、KlimaDAOのソリューションをベースに、透明性が高く、相互運用が可能で、真にスケーラブルなテクノロジーを通じて、気候変動対策を進めています。
そして最後に、これまでの登壇者、及び株式会社オプテージの小野氏にも参加いただき、パネルディスカッションを行いました。ディスカッションのテーマは、イベント参加者からその場で集めた質問やコメントを中心に行うことで、全員参加型のパネルディスカッションを目指しました。
より詳しいイベントレポートは、近いうちに公開予定ですので、ぜひお楽しみにしておいて下さい。
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■ ArkreenがOKX VenturesとReFiDAOと共同でGreenBTC.Clubを立ち上げ
Arkreen NetworkがOKX VenturesおよびReFiDAOと協力し、ビットコインのカーボンニュートラル化を目指すGreenBTC.Clubプラットフォームを立ち上げました。GreenBTC.Clubは、グローバルなWeb3コミュニティの個人の取り組みを通じて、ビットコインマイニングの二酸化炭素排出量を削減することを目的としています。ビットコインのマイニングで使用されている電力の約60%はすでに再生可能エネルギーに置き換わっていますが、これまでもこれからも環境に影響を及ぼし続けているのは事実です。
今回立ち上げられたGreenBTC.Clubは、DePIN+ReFiを通じてグローバルコミュニティによって推進される包括的な気候変動対策ネットワークになることを目標としています。現在はこれまでのビットコインのブロックに応じて、オフセットできるようなアプリケーションが構築されています。以前紹介したZero Labsのビットコイン版のようなものです。
■ Didier "DJ" Mbenga氏がdClimateのアドバイザーに就任
今後出身の元NBA選手であるDidier "DJ" Mbenga氏が、dClimateのアドバイザリーボードに参画したことが発表されました。エムベンガ氏は今後共和国の出身で、2023年12月にdClimateがコンゴ共和国とのパートナーシップのMoUを締結した流れから、アドバイザーとして参画したと考えられます。エムベンガ氏は、以前からエムベンガ財団を立ち上げてコンゴ共和国の子どもたちを支援する活動をしていたようです。
今回の就任によって、dClimateとコンゴの地域社会との橋渡しと、密接な関係構築が期待されています。なおdClimateのアドバイザリーボードには、マーク・キューバン氏(NBAチームのオーナー)やChainLinkのCo Founderなどが参画しているようです。
■ Sweat Walletが日本語に対応開始
歩くことでトークンを獲得できるアプリ「Sweatcoin」のウォレットアプリ「Sweat Wallet」が日本語に対応しました。Sweatcoinは、Move to Earnで話題となった「STEPN」と似ていますが、参入障壁も低く始めやすいアプリとして多くのユーザーを獲得しています。システムとしてSTEPNと大きく異なる点は、NFTが必要ないこと、暗号資産であるトークン以外のポイントを獲得できることにあります。
また、Sweatcoinを介して収集されたデータなどは今後保険会社や政府の健康機関などの販売されることになるそうです。収集されたデータをもとに都市計画が練られ、インフラが整備されるといいですね。地方と都市の運動傾向などのデータも興味深いです。将来的に、このような健康データが、我々の健康寿命を延ばし、豊かな生活に結び付くかもしれないですね。(少しReFiと離れた内容ですみません🙏)
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メンバー紹介
■F太郎(KlimaDAO)
Web3でカーボンクレジット市場の課題を解決するKlimaDAOのContributorとして活動。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
免責事項
当ニュースレターの目的は、暗号資産やトークンの購入や売却などを勧誘するものではありません。掲載されている情報は、誤りがある可能性があります。当ニュースレターのご利用により、被害・損害などが発生したとしても、ReFi Japanは一切責任を負うものではないことをあらかじめご了承ください。また、当ニュースレターは閲覧及び情報収集のみの目的にてご利用いただき、無断複製や転載などは行われないようにお願いいたします。