ちなみに筆者(F太郎)は今年2回目の風邪をひきました🤒
【日経新聞にReFiの文字が!今年のReFiを大予想】
今年も1カ月が過ぎようとしているが、ここで今年のReFiについてどのような盛り上がりを見せるか予想してみたい。
まず1月23日に日経GXが『炭素クレジット売買にNFT取引「ReFi」三井物産系』という記事が掲載された。これは筆者(F太郎)が知る限りReFiというワードが初めて新聞に掲載されたこととなる。日経GXではReFiを以下のように説明している。
ReFi(Regenerative Finance、再生金融) NFTや暗号資産(仮想通貨)などブロックチェーン関連技術を用いた金融取引で環境問題や社会問題の解決につなげようとする取り組み。ブロックチェーンは取引記録などのデータを改ざんが難しいオープンデータとして保存することができるため、透明性向上などの効果がある。
内容については有料記事であり詳細は書けないが、以前のニュースレターでも紹介した、CO2排出量可視化クラウドサービス「e-dash」を提供するe-dash株式会社(三井物産子会社)がカーボンクレジットをNFTにしてオンライン上で販売する実証事業であったり、MORI NFT(JE FOREST)の実際の森林と紐づけたNFT販売に関する取り組みについての記載があった。日経新聞にReFiが取り上げられたのは、日本のReFiにとって大きな前進と考える。
また、筆者の記事ではあるが『2023年は「ReFi元年」、日本で行われたReFiイベントまとめ。業界の発展には大企業による積極的な取り組みが鍵に』という記事をHEDGE GUIDEに寄稿させていただいた。日経新聞の記事からもわかるように、やはりReFiのような環境問題や社会問題に取り組む分野については、大企業の参画が一つの鍵になると考えられる。ReFi JapanのようなWeb3コミュニティーの草の根活動と、大企業の取り組みが組み合わさることで、ReFi業界がますます発展していくことが期待される。(現時点でも日本の企業が取り組んでいるReFiもいくつか存在する。こちらにまとめ記事があるので参照されたい)
以上、①日経新聞のような大手メディアもReFiを取り上げた、②既に日本でReFiに取り組む企業がある、という点から、今年はReFiの発展が期待できると個人的には考えている。ただし、まだまだ発展途上の分野であり、一人一人の活動が大きく影響するので、ぜひWeb3で環境問題や社会問題に取り組みたい方は、積極的にチャレンジしていただきたいと思います。ReFi Japanとしても、グローバルのReFiプロジェクトの紹介や、アイデアの壁打ちなどいつでも受けますのでぜひご相談下さい!(まずはTelegramよりお願いします)
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:LIFULL STAY MEMBERSHIP
■概要:株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL Financialが「LIFUL STAY MEMBERSHIP」というNFT(以下、本NFT)を発行するようです。本NFTは、別荘会員権および宿泊権として機能するようです。対象となる別荘は空き家となってしまった地方のセカンドハウスや別荘などを再生したものとなっており、NFT保有者は年間に決められた日数だけ宿泊することが可能になります。
本NFTは、「1日単位でセカンドハウス保有体験が得られ、地域貢献も可能な再生不動産NFT」として説明されています。このような地方に宿泊のために訪れることで、交通機関や地域の売店やレストランを合わせて使用することが予想されるので、地域貢献にも繋がるという考え方です。地域の交流人口増加および関係人口の創出は、今後ReFiの中での地方創生における重点テーマにもなりうると思います。
なお、本NFTの価格は上記に設定されています。個人的にですが、日本円表記で書かれると、とても高価に感じるのですが、ETH表記だとあまり金額が気にならなくなります。これは心理的なハードルを下げる意味でも、日本でNFTを販売する時のハック術でもあります。なお、本NFTはCoincheck NFTにて1/30より販売開始されるようです。
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■ DAO TOKYO2024の開催が決定!ReFi TOKYOも開催?
先週、DAO TOKYO2024が8月21~22日に開催決定というアナウンスがありました。今年は、WebX 2024(8月28~29日)、ETH Tokyo2024(8月23~26日)と同時期の開催となります。DAO TOKYOといえば、ReFi Japanの初イベントであるReFi TOKYO(2023年4月14日)を同時期に開催させていただいた思い出深いイベントとなります。
そこで、今年もぜひ同時期にReFi TOKYO 2024を開催したいという気持ちがありますので、期待しておいてください!(そして併せて協力していただける方も募集中です!)
■GitcoinがPGNの開発中止を発表
先週Gitcoinは、公共財に焦点を当てたブロックチェーンとして開発していた「Public Goods Network(PGN)」の開発中止を発表しました(PGNに関する過去の記事はこちら)。昨年7月25日にメインネットのローンチが行われたので、開始6カ月後の決定となります。今回の中止を決定した詳細な背景については、ぜひこちらのGitcoinのページを参照いただきたいですが、最大の理由としては、エアドロップの予定がなかったため他のL2と比べて十分にトラフィックを増やすことができなかったという点だそうです。
■ Opera MiniPay がナイジェリア、ガーナ、ケニアでユーザー 1,111,111人を突破
Opera MiniPay がナイジェリア、ガーナ、ケニアでユーザー 1,111,111人を突破したという発表がありました。
MinipayはCeloブロックチェーン上に構築された、シームレスで安全にアクセス可能なドルベースのウォレットとなります。Celoの特徴である電話番号から自動的にウォレットが作成される点や、CeloのステーブルコインであるcUSDが利用できる点などが特徴となります。
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メンバー紹介
■F太郎(KlimaDAO)
Web3でカーボンクレジット市場の課題を解決するKlimaDAOのContributorとして活動。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
免責事項
当ニュースレターの目的は、暗号資産やトークンの購入や売却などを勧誘するものではありません。掲載されている情報は、誤りがある可能性があります。当ニュースレターのご利用により、被害・損害などが発生したとしても、ReFi Japanは一切責任を負うものではないことをあらかじめご了承ください。また、当ニュースレターは閲覧及び情報収集のみの目的にてご利用いただき、無断複製や転載などは行われないようにお願いいたします。