ほぼ隔週での配信となりますが、引き続きよろしくお願い致します。
【Gitcoin Grants 19 開催中!参加方法は?】
11月15日から29日の期間に、Gitcoin Grants 19が開催されています。今回は3つのプログラムラウンドと9つのコミュニティラウンドがありマッチングファンドの合計は124万ドルとなっています。
今回もReFi Japanは参加しており、プログラムラウンドである「Web3 Community and Education」にエントリーしています。今回こちらのラウンドではPublic Goods Network (PGN) チェーンのみで寄付が可能となっています。PGNはニュースレター #40 でも紹介しましたが、Gitcoinと同じチームによって開発されている、低コストのL2 OPチェーンです。最大の特徴は、開発者がPGN上でDAppsを構築し使用されると、それを構築する組織またはアライアンスに収益が発生します。
寄付に必要なPGN上のETHは、Gitcoinのサイトにも掲載されている「PGN Bridge」から入手可能です。L2チェーンであり寄付自体のガス代は安価なのですが、ブリッジに必要なガス代が高いので、少しハードルが高いと思われるかもしれません。
本ラウンドに日本からエントリーしているプロジェクトについて紹介いたします。日本のWeb3を応援したい方はぜひご参考にして下さい。
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:Vlinder
■概要:Vlinderはエコノミスト、環境保護家、エンジニア、データアナリストなどによって構成されるClimate Techを支援する企業です。毎月1000万 トンのCO2を削減することを目標としており、特にマングローブの植林に力を入れています。ケニア、ミャンマー、セネガル、インドネシアではマングローブの植林などによってブルーカーボンを創出するプロジェクトを実施しており、どれも現地のパートナーと一緒に実施しています。創出されたクレジットの少なくとも50%は現地のパートナーにシェアを渡しており、さらに地域に根付いた活動を促進しています。
またもう一つの側面では、カーボンクレジットプロジェクトの資金調達問題を解決するために、カーボンフォワードを発行できるプラットフォームやインフラを提供しています。カーボンフォワードとは、初期のプロジェクトによって発行されるカーボンクレジットであり、認証を受ける前の段階のものです。これらを販売することで、プロジェクト側は経営のための資金を早期に調達可能であり、投資家は割安価格でクレジットを購入することが可能になります。
Vlinderはパートナーとして色々なプロジェクトを支援しており、専門家チームがハンズオンで支援していると考えるとイメージしやすいかと思います。
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■ KlimaDAOが新しいwebサイトを開設
KlimaDAOは、集団的協調を通じて気候変動対策を加速することを目的とした新しいwebサイトを立ち上げました。リニューアルされたwebサイトは、KlimaDAOとそのコミュニティーのための新しいハブとなり、プロトコルの成長、影響力、リーチを進化させ、紹介するように設計されています。また、KlimaDAOコミュニティが、カーボン(およびその他の環境資産)市場の規模を拡大し、地球へのプラスの影響を最大化するというプロトコルの主要目標に常に導かれるように設計されています。
非常にわかりやすいサイトとなっておりますので、ぜひ一度覗いてみて下さい。
■ ImpactMarket、Huma Financeと提携してマイクロクレジットを拡大
世界規模での金融包摂の強化に向けた戦略的な動きの一環として、impactMarket とHuma Finance はパートナーシップを開始しました。これにより、両組織はそれぞれの強みを結集して、経済成長と十分なサービスを受けられていない人々の繁栄を促進するマイクロクレジットの影響を拡大します。
ImpactMarket は、ニュースレター #8でも紹介しましたが、Unconditional Basic Income (無条件のベーシックインカム)を確立することを目指しているプロジェクトです。
一方、Huma Finance は、債権をオンチェーンで活用してグローバルな資本源と連携できる、主要なクレジット エコシステムとしての地位を確立しています。このユニークなモデルにより、Huma は世界中で公平かつ透明な信用と成長の機会を実現します。これは、impactMarket の精神と共鳴し、金融アクセスの状況を再構築するための一歩となる相乗効果を確立します。
■ Toucan と Hyphen がパートナーシップを発表
ToucanとHyphenが、カーボン市場の買い手と供給者の両方に対するカーボンオフセットの調達と検証における説明責任と信頼の強化に向けたパートナーシップを発表しました。
Hyphenの大気ベースのdMRVは、大気から削減または除去された二酸化炭素または同量の実際のトン単位での継続的かつリアルタイムの排出フラックス監視を提供します。カーボンオフセットプロジェクトから得られるこれらの実用的な洞察は、バリュー チェーン全体にわたって必要なデータ ストリームを提供し、自然界の実際の出来事に対応する動的なカーボンクレジット証明書を迅速かつ透明性を担保しながら実現します。
Toucan は、カーボンクレジットのライフサイクル全体の最適化に重点を置き、プロセスを合理化して、すべてのカーボンクレジットが検証可能であるだけでなく、エコシステムに目に見える価値を追加できるようにします。このようにして、Toucan はすべての利害関係者に対する透明性、信頼性、包括性をさらに確保するとのことです。
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メンバー紹介
■F太郎(KlimaDAO)
Web3でカーボンクレジット市場の課題を解決するKlimaDAOのContributorとして活動。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
免責事項
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