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【Celoの誘致合戦が始まる⚒】
以前のニュースレターでCeloがL1からL2への移行が提案されていると伝えましたが、ここにきてガバナンスフォーラムで様々な議論が行われるようになりました。以前のcLabsからの提案ではOP Stackを使用してL2を作成するというものでしたが、先日Polygon LabsからPolygon CDK、Matter Labsからzk Stackを使用してL2を作成しないかという提案が行われています。
Polygon
zkSync
Celoに対しての熱烈なラブコールとしても捉えることができますが、すでにCeloのガバナンスではTemperature Checkをパスしており、OP Stackを使用してL2への移行が内定している状態です。また9/26にはL2への移行に向けたハードフォークも実施しており、このまま従来の提案通り進むかと思います。
L2への移行に関連すると、Astar NetworkがPolygon CDKベースのAstar zkEVMチェーンを立ち上げることを発表しました。Astarの場合はPolkadot上のパラチェーンとしてのAstar Networkも残るので、2つのチェーンを持つことになりますが、今後EthereumのLayer2となるチェーンも増えてくるのではないでしょうか。
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:Offsetra
■概要:Offsetraは、オンチェーンでの二酸化炭素排出量研究の追求に特化したコンサルタント会社で、MultiversX(Elrond)、Gnosis Chain、KlimaDAO、など様々なブロックチェーン対応プラットフォームのコンサルティング業務を実施してきました。
2019年に設立され、航空便のカーボンフットプリントを計算するツールの開発からスタートし、その後イーサリアムネットワークの最初のカーボンフットプリント分析手法を開発し、NFTやBCGでのカーボンクレジット分野にも進出しました。
CARBON.FYIという、ENSやウォレットアドレスを入力すれば、誰でも無料でこれまでのカーボンフットプリントを計算し、そこからオフセット(クレジット購入が必要)までできるツールも提供しています。
最近のニュースとしては、MultiverseXがOffsetraの協力でカーボンネガティブなチェーンになったことや、Solid WorldのCRISP-Mマングローブプールの流動性プロバイダーとして参加したことが挙げられます。
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■ AllcotがHedera Guadianに5億トンのカーボンクレジットをオンボーディング
Allcotのデジタル部門であるAllcot IOが、Allcotの 5 億トンのカーボンクレジットポートフォリオを、Hedera Guardianエコシステムにオンボーディングすることを発表しました。Hedera Guardian は、Hederaパブリック分散台帳ネットワークを活用してデジタルファーストの持続可能性を実現し、dMRV (デジタル測定、報告、検証) 要件に基づいたトークン化の実装を可能にするオープンソース プラットフォームです。
この連携により、Hedera Guardianを通じてデジタル化されたオープンソースの方法論の監査を可能にし、新世代の気候資産を作成していきます。その結果、Hedera Guardianは、Allcotのポートフォリオのカーボンプロジェクトを、デジタル的に証明されたデータとして有効にします。
Allcotは、企業の持続可能な目標達成を支援する企業で、専門的なアドバイザリーとコンサルティング、プロジェクト開発を通じて排出量のキャプチャと回避、環境取引を行い、ネットゼロへの道でのキャパシティビルディングを強化しています。
■ VeChainとReSeaが協力して、水路清掃プロジェクトに着手
VeChainがReSeaというプロジェクトと協力して、回収されたプラスチックを追跡できるようにしていくようです。ReSeaはこれまで2年間で約200万kgのプラスチックを回収しており、このようなプラスチックがどのように回収され、リサイクル業者に引き渡されていくかを追跡できるようにするためにVeChainの技術を使用するとのことです。VeChainはDNVとともにこのシステムを構築しており、業者のスタッフが使用するアプリの開発などを支援し、証拠をブロックチェーン上にアップロードすることが可能になるそうです。
■ 「BEYOND2023前夜祭~ブロックチェーン×社会課題解決~」開催
今週末10/7(土)に京都にてBEYOND2023という社会起業に特化したイベントが開催されますが、その前日である10/6に「ブロックチェーン×社会課題解決」をテーマにしたサイドイベントが開催されるようです。「web3×社会課題解決”ReFi”の活用方法」トークセッションが実施されるようですので、BEYONDへの参加予定の方や京都近郊の方は是非ご参加ください。なお、筆者ビニールはBEYONDには参加予定ですので、よろしくお願いします。
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メンバー紹介
■F太郎(KlimaDAO)
Web3でカーボンクレジット市場の課題を解決するKlimaDAOのContributorとして活動。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
免責事項
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