DOGEコインの「かぼすちゃん」が地上波に登場してました🐶
【Bitcoinマイニングと再エネ】
Bitcoinやブロックチェーンは環境に悪いと思っている人が多いかと思いますが、実は改善しているということをご存知でしょうか。まず何をもって環境に悪いのかというと、PoW(Proof of Work)のコンセンサスアルゴリズムを採用しているブロックチェーンはブロックを生成するためにマイニングをする必要があります。そのマイニングを実行するためにはパワーのあるコンピュータが必要となり、大量の電力を消費するため環境に悪いという指摘です。しかしこのPoWを採用しているブロックチェーンで主たるものは現状Bitcoinのみであり、Ethereumは2022年9月のThe MergeでPoSに完全移行しました。
Bitcoinのマイニング状況を見てみると、約60%が再エネを利用してマイニングが実施されています。上記の資料はBitcoin Mining Councilという組織のレポートですが、BMC内での再エネ使用割合は63.1%になっています。このような数値が説得力を持ち始めており、メディアや企業などもこの状況を受け入れつつあり、来年に迫るBitcoinの半減期に向けて、Bitcoin自体の再評価が行われつつあります。またテスラ社は一時期$BTCでの決済を導入していましたが、Bitcoinが環境に悪いという指摘を受けて、決済受付を停止しました。同社は再エネ利用率が50%を超えたら再考するとしていたので、また再開するかもしれません。
同社は一時期$DOGEの決済も受付ていましたが、先週Dogecoinのモデルになった「かぼすちゃん」が地上波のテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」で取り上げられてました。(完全に蛇足です)
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:Reneum
■概要:ReneumはWeb3ベースの新しい気候エコシステムを創出するプロジェクトとして立ち上げられました。このプロジェクトは2050年までにネットカーボンニュートラルを目指しており、21世紀に適した再生可能エネルギー証書(REC)市場を構築することを目指しています。
Reneumは「Proof-of-Impact」のモデルを確立することを目指しており、環境商品としての「デジタル再生可能エネルギー証明書(dRECs)」の識別と購入のための垂直統合プラットフォームとして機能しています。これは化石燃料汚染、または「スコープ2排出」を補償するためのものです。Reneumは資金調達が必要な新興市場の再生可能エネルギープロジェクトを特定し、その運営を監査し、プロジェクトオーナーにdRECsを発行してReneumマーケットプレイスで販売します。
dRECの購入者は、再生可能エネルギー転換への貢献の証としてCO2.Storageフォルダにタグ付けされた譲渡不可能なデジタル証明書である「Verified Green Proof(VGP)」を受け取ります。ReneumのVGPは、グリーン経済のフェアトレードラベルとして機能し、直接的な気候行動を認証する新しいグリーン基準となっています。これにより、顧客と企業は属性データ、基本的な出所、環境クレジットの完全な透明性を得ることができます。
Reneumは、25カ国からの100以上の太陽光と風力発電プロジェクトをリスト化する準備ができており、非効率的なレガシーマーケットを迂回して、歴史的に無視されてきた市場での再生可能エネルギー生産者への資金調達を加速させるためのグローバルマーケットプレイスを確立することを目指しています。Reneumのプラットフォームは、個人と企業が再生可能エネルギーの資金調達に参加できるようにし、再生可能エネルギー供給者のこれまでに実現されていなかった収益源を活性化します。Reneumは、個人と企業の購入者を通じて、2024年末までに再生可能エネルギープロジェクトに1億ドルを送ることを目指しています。
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■ Celoチェーンを利用したOpera Mini Payのローンチが発表
WebブラウザOperaのAndroid版である「Opera Mini」に搭載する「Mini Pay」がCeloチェーンを利用することが発表されました。Mini Payは今後数か月をかけてアフリカ全土で利用可能になるようですが、まずはナイジェリア、そしてケニア・ガーナ・南アフリカで利用可能となるようです。
Mini Payの特徴は低い手数料で送金や決済が可能になること、電話番号を送付先にすることができるなどがあげられます。デモ動画だとナイジェリアの通貨 $NGN(ナイラ)を送金していたり、$cUSDの取扱いもできるようです。フィアットとのオンオフランプは、fonbnk、Bitmama、Mentoなどと提携することで実現しているようです。
■ Appleが初となるカーボンニュートラル製品を発表
iPhone 15の発表に胸を躍らせた人も多いかと思いますが、同じくApple社初のカーボンニュートラル製品が発表されました。製品はApple Watchであり、ケースやバンドの種類によってカーボンニュートラルになるということであり、すべてが対象になるというわけではないようです。
100%クリーンエネルギーを使って製造
リサイクル素材を30%以上使用
50%以上の輸送手段が飛行機以外
主に上記の3つが今回からの大きな取組みとなっているようで、具体的な詳細については特設サイトからご確認ください。
■ ReFi Japanのビニールのインタビューが公開
ニュースというほどでもないのですが貴重な機会を頂いたので紹介致します。ToplというプロジェクトがRiFi関連に取り組むプロジェクトの人間にインタビューをするという連載企画「Topl Spotlight」にビニールが登場しました。ReFi Japanとしてどのような活動をしてきたか、そしてどのような今後どのような領域に注目しているかなどをお答えしました。もしお時間がありましたら、英語ですがお読みいただけると幸いです。
「Topl Spotlight」での他の方々のインタビューも非常に参考になると思いますので、そちらもご参考ください。なかなかローカルで活動している生の声は無いので貴重かと思います。
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メンバー紹介
■F太郎(KlimaDAO)
カーボンクレジット市場の課題を解決するKlimaDAOのContributorとして活動。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
免責事項
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