ETHGlobal Tokyoやサイドイベントに参加された方、お疲れ様でした!
【ReFi TOKYOで排出された二酸化炭素をオフセット】
MORI NFTとReFi Japanの共同主催で開催した「ReFi TOKYO」が無事終了しました。当日ご参加頂いた方々、本当にありがとうございました。
国内外13のチームからプロジェクトや活動の報告が行われ、「How ReFi empowers Local Communities」というテーマでのスペシャルセッションも実施しました。会場には50名近くの方が集まり、交流が実施されました。国内初のReFiイベントということもあり、熱量の高いコミュニケーションが行われていたように思います。
また、本イベントのスポンサーであるKlimaDAOによって、ReFi TOKYOに関連して排出されたCO2量を推計し20トンのCO2をオフセットしました。
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:C3.app
■概要:C3は、すべてのプレーヤーがReFiの世界にアクセスするためのゲートウェイとなることを目指し、2022年1月に誕生しました。KlimaDAOに触発されたメンバーによって開発が行われ、現在KlimaDAOのパートナーにもなっています。(ちなみにC3は「Crypto Carbon Company」の頭文字だそうです)
C3は現在、以下の3 つの主要な製品を開発しています。
VCM(ボランタリーカーボン マーケット)の堅牢性に裏打ちされたコンポーザブルな炭素資産を創出するカーボンブリッジ
C3ユーザーが新興市場に参加するためのインセンティブとなる、ガバナンストークンとゲージ
DeFiがVCMに直接アクセスする機会を提供する、プロジェクト開発ゲートウェイ
ここでは、カーボンブリッジについて解説します。
カーボンブリッジは、VCMのプレーヤーがカーボンクレジットをブロックチェーン上に移し、ReFiエコシステムと統合できるようにします。
ブリッジはパーミッションレスであり、使いやすさを念頭に置いて設計されています。ブリッジは自動化され、APIに対応しているため、人為的なミスや複雑なプロセスを踏む必要性がありません。C3の信頼できるパートナーを通じて、レジストリアカウントを持たない人でも、ブリッジに使用するカーボンクレジットを迅速かつ容易に入手することができます。
ブリッジで生成されるトークン化されたカーボンクレジットは、既存のレジストリに基づくシステムと比べて、完全な透明性、プログラム性、断片化、コンポーサビリティなど、多くの利点があります。
C3カーボンブリッジは、ローンチ時点では一方向の自動化されたブリッジです。そして、ブリッジの時にカーボンクレジットのリタイアが行われ、そのカーボンプロジェクトのメタデータを取得し、ブロックチェーンに取り込みます。これにより、二重カウントが発生せず、カーボンプロジェクトの主要な特性はすべてブロックチェーンに透明性を持って移されます。ブロックチェーン上にクレジットが載ると、ユーザーはweb3のエコシステムとのやり取りを開始したり、AMMカーボンプールで取引されたりすることができます。
今回ReFi Tokyoでのオフセットに用いられたクレジットは、C3のNature Base Offset (NBO)という自然ベースのクレジットプールトークンとなります。
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■VechainがWeb3 for Betterを掲げてリブランディング
5年ほど前から精力的に活動している独自ブロックチェーンであるVechainが、サスティナブル方面への舵を切るリブランディングを実施しました。「Web3 for Better」を掲げてWhitepaper 3.0をリリースしました。今回のホワイトペーパーはコンサル大手のボストン・コンサルティンググループとの共同で作成されているようです。Vechainは元々モノのトレーサビリティや真贋判定でのユースケースを創出しており、大手企業との実証実験も実施していました。
すでにVechainブロックチェーン自体のCO2排出量を追跡できるサイトを公開しており、今後サプライチェーンでのカーボンフットプリントを追跡するなどといった場面では親和性は高いと思いました。
■ ETHGlobal TokyoでのCeloからPrize受賞者一覧
4/14-16の3日間、虎ノ門ヒルズで実施されたETHGlobal Tokyoハッカソンの結果が発表されたので、キャッチアップのために紹介致します。また初日に1時間ほど会場に赴いてみたのですが、ビルダーの熱気も凄く、スポンサープロジェクトブースはそれぞれのSwagを配布しており、賑わっておりました。
Catch (Climate, ReFi)
Gighub (Payments, DeFi, Stablecoins)
DAOLingo (Public Goods, Community)
Celo Proof of Participation (DAOs, NFTs, Gaming)
Shima (Wildcard: Best Overall)
■5/24-25 ReFi Summitが開催
5/24 - 25にシアトルにReFi Summitが開催され、今年一番のReFi関連のカンファレンスになることが予想されます。すでに20名を超える豪華な登壇者が発表されており、Solana、Polygon、Celoなどもスポンサーすることが明らかになっています。
なかなかこのようなイベント目的で国外遠征することは難しいですが、本イベントではTravel Grantsが用意されてるので、旅費の補助は少しだけ出るかもしれません。ちなみにチケット代は299USDとなっているようで、まだ購入可能です。
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メンバー紹介
■F太郎(Nori)
ReFiプロジェクトであるNori所属。ペンギン好き。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
免責事項
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