Denver組はとても寒くてやばそうなので、体調管理にお気をつけください🥶
【カーボンフットプリント削減を目指すライフスタイルブランド】
ブロックチェーンの関わるReFi分野とは少し離れますが、カーボンフットプリント削減を目指すライフスタイルブランド「Allbirds」について紹介します。Allbirdsはサッカーの元ニュージーランド代表のティム氏とバイオテクノロジー専門家のジョーイ氏によって立ち上げられたライフスタイルブランドで、主にスニーカーなどを販売しています。ブランドとして、サスティナビリティとカーボンフットプリントの削減というビジョンを抱えており、スニーカーなどの製品に使われているの素材は、メリノウール(羊毛)・天然ゴム・バイオベースのナイロンといった自然由来または再生された素材で、ケミカル素材を極力使用していません。これにより、素材及び製品の製造過程でのカーボンフットプリントを削減しています。
そして、それぞれの製品を製造する過程でのカーボンフットプリントをWebページ上で公開したり、製品そのものに明記している点でとてもユニークです。adidasとコラボして制作したスニーカーでは、画像のように製品に刻まれていました。
また、2021年にはカーボンフットプリント算出ツールをオープンソース化していますので、興味がある方は覗いてみてください。そして算出されたカーボンフットプリントを表示するためのラベルデザインも同じく公開されています。
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:Kolectivo
■概要:Kolectivoは、地域社会が自らの繁栄を創造しながら、資金調達することを可能とするプラットフォームです。
気候変動や金融危機など、21世紀の課題には、グローバルな力に対して地域社会が自然に適応し、壊れにくく、競争力を持つことが重要です。そこで、Kolectivoが提供するフレームワークにより、地域社会は、環境保護、技術革新、社会的影響に基づく新しいタイプの資産と資金を創出し、それを活用して経済を発展させることができます。
Kolektivoフレームワークでは、生態系の保護と再生をサポートし、インセンティブを与える地域通貨を開発するために、web3技術が多く盛り込まれています。
例えば、Celo上のAMMであるSymmetric、Kolektivoの地域通貨をサポートするために使用されるデータマーケット用の分散型プラットフォームであるOceanProtocol、DAO同士の交渉を促進するPrime Dealsなどがあります。
また、Kolektivoは、自然界が提供する自然資本や生態系サービスの価値をトークン化することで、それらの資源や生態系の継続的な保護にインセンティブを与えることも提案しています。
web3技術の詳細は、The Kolektivo Bluepaperもご確認下さい。
Kolectivoは実際キュラソー(カリブ海の島)で運用がはじまっており、生態系への悪影響を最小限に抑えながら、市民に持続可能な社会基盤を提供し、地域経済の構築を試みています。
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■ Future Questで総額$50Kのバウンティが公開
以前、助成金プールを組成してReFi関連のプロジェクトを募っていることを紹介したQuest Poolが、総額$50K規模のバウンティをDeWork上で公開しました。今回は助成金よりもかなり敷居が下がっており、リサーチやTweetを、または開発などをすることでリワードが貰うものです。タスクの重さによってリワードも異なっており、$6.5 - $2,250までのタスクが公開されているので、是非チェックしてみてください。もちろんですが、タスクのレビューなどがあり、DeWorkを触る経験としても良いかもしれません。
■ Gitcoinの次回Grants Programに関する投票が開始
寄付プラットフォームであるGitcoinにおいて、次のGrants Programにおいてどの分野をコアラウンドとして特集すべきかについてのオンチェーン投票が始まりました。「Climate Solutions」という分野があり、執筆時点では5番目の得票数を得ていました。ちなみに執筆時点での1位は「ZKTech」で関心が集まっていることがわかります。$GTC をお持ちの方は、せっかくの機会なのでsnapshotでのオンチェーン投票に参加してみてはいかがでしょうか。
■ Gold Standardがカーボンクレジットのトークン化に向けて次のステップへ
カーボンクレジットの大手認証機関であるGold Standard (GS) が、ブロックチェーン技術を用いたカーボンクレジットのトークン化に向けて、準備を進めていると発表がありました。
GSはこれまでクレジットのトークン化には消極的な姿勢を見せていたが、昨年のパブリックコンサルテーションなども踏まえ、二重カウントなどの不正防止に対するブロックチェーン技術の有効性を改めて認識した模様。今回は5つのweb3企業(Toucan、Flowcarbon、Thallo、Earthchain、Bitgreen)、及びその他のステークホルダーも含め、幅広く協議を行っているとのこと。
以下の「Subscribe」からニュースレターの登録をお願いします🌳(毎週水曜日の朝7:30に配信)
メンバー紹介
■F太郎(Nori)
ReFiプロジェクトであるNori所属。ペンギン好き。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
免責事項
当ニュースレターの目的は、暗号資産やトークンの購入や売却などを勧誘するものではありません。掲載されている情報は、誤りがある可能性があります。当ニュースレターのご利用により、被害・損害などが発生したとしても、ReFi Japanは一切責任を負うものではないことをあらかじめご了承ください。また、当ニュースレターは閲覧及び情報収集のみの目的にてご利用いただき、無断複製や転載などは行われないようにお願いいたします。