ReFi勉強会をそろそろ実施するかもしれません、、、!
【トルコ地震の緊急支援をクリプトで】
2月6日にトルコ南部で起きた地震から2週間が経過しました。連日甚大な被害の報告が耳に入ってきて、痛ましく感じられている方も多いと思います。
そのような状況でクリプト(暗号資産)は国境を越えた迅速な寄付を可能にするツールとなるため、ご紹介します。
事例として、Binanceは、地震発生の翌日に被害が大きかった地域に住んでいるユーザーに$100相当のBNBを配布(総額約$5M)、またその後もBinance Charityを通じてユーザーから寄付を募り、14日には集まった$60,000を2つの主要な慈善団体に寄付をしました。
また、個人でも直接クリプトで慈善団体を選択して寄付をすることが可能で、Giving Blockではクリプトでの受付が可能な慈善団体がリスト化されています。今回のトルコ地震の特設ページも開設されており、支援を必要とする団体に簡単にクリプトでの寄付が可能となっています(匿名でも可能)。
日本ではあまり寄付をする習慣が根付いていませんが、クリプトによる寄付は簡単で透明性があり、どんどん活用されることを期待しています。
また今回の事例ではありませんが、ウクライナの緊急人道支援の際は、特別なNFTを販売して寄付を募ったり、寄付をした方にNFTのエアドロップをしたりする例もあり、様々な寄付の可能性があります。
寄付の際は、ぜひクリプトの活用もご検討下さい。
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:Spirals
■概要:Spiralsは、トークンのステーキング報酬をそのまま気候変動プロジェクトに割り当てることができるプラットフォームです。メインではCeloチェーンに対応しているのですが、Polygon上のDAIとUSDC、Ethereum上のETHにも対応しています。
Spiralsに上記のトークンをステーキングすることでAPY1 - 5%の報酬を獲得できるのですが、それらの報酬を全て気候変動プロジェクトに寄付することが可能になります。本来ステーキングは、トークンをステークすることで自身への報酬を見込むのですが、Spiralsでは自身への報酬をすべて寄付に回すことで、気候変動プロジェクトが資金調達することができるプラットフォームとなっています。ユーザーも報酬のみを寄付することができるので、普通の寄付とは異なり元金を減らすことはありません。ユーザーはトークンをステークした証として引き換え券となるグリーントークン(gTokens)を受取り、それらを他のDappsなどで運用することも可能なので、ステーキングからの流れも含めてDeFiへアクセスすることにもなります。
また、どのプロジェクトにどれだけの報酬を割り当てるかをダッシュボードから簡単に変更できます。まだ現状はCeloがメインなのですが、今後gTokenを取り扱うdappsなどが増えると新しい用途も生まれてくるかと思います。カーボンクレジットのトークンを購入するなどは少し難しいかもしれませんが、ステーキングするのであればハードルも低くReFiへの入口としてはいいのかなと思います。(サードパーティリスクはあります)
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■ CeloとOperaが提携しアフリカのモバイルユーザーへのサービス強化


CeloとOperaが提携し、アフリカの1億人以上のOpera Mini Walletユーザーが、CeloのステーブルコインであるcUSDをスマホで使用できるようになると発表がありました。
Operaはウェブブラウザの開発会社で、最近はweb3に注力しており、多くのチェーンに対応したクリプトブラウザを提供しています。
今回の提携について、詳細なプレスリリースはありませんでしたが、Celoのモバイルファーストの特徴を活かして、アフリカでのクリプトによるマイクロペイメント分野等が強化されていくことが見込まれます。
■ Thalloが世界初の双方向のカーボンクレジットのブリッジを開始

カーボンクレジット(Carbon Credit, 以下CC)のマーケットプレイスを展開するThalloが、世界初の双方向のカーボンクレジットのブリッジを開始したことを発表しました。
CCのブリッジとは、Verraなどのレジストリ(認証機関)により作成された証明書であるオフチェーンのCCと、ブロックチェーン上でのCCを橋渡し(移動)することです。
CCのブリッジといえばToucanのモデルが有名ですが、こちらは現在1方向のブリッジしか対応しておらず、オンチェーンからオフチェーンに戻すことができません。
今回Thalloは、提携しているレジストリであるBioCarbon Registryと連携することでこの双方向のブリッジを達成しました。
■ ReFi SpringがReFi DAOと統合


ReFi SpringがReFi DAOと統合し、新たにイベントオーガナイザーギルドを設立することを発表しました。
地地域社会に根差したグローバルなムーブメントを起こすため、ローカルのイベント支援を強化していくとのことです。
実は本発表の前に、既にReFi Springが募っていた「ReFi event organizer grants」に、日本で企画しているイベントReFi Tokyoを申請しています(補助の対象と選ばれるかはまだ決まっていません)。
有意義なイベントとしたいので、皆さんぜひお越しください(4/14の夕方からの予定です・・・!)詳細🔜
以下の「Subscribe」からニュースレターの登録をお願いします🌳(毎週水曜日の朝7:30に配信)
メンバー紹介
■F太郎(Nori)
ReFiプロジェクトであるNori所属。ペンギン好き。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
免責事項
当ニュースレターの目的は、暗号資産やトークンの購入や売却などを勧誘するものではありません。掲載されている情報は、誤りがある可能性があります。当ニュースレターのご利用により、被害・損害などが発生したとしても、ReFi Japanは一切責任を負うものではないことをあらかじめご了承ください。また、当ニュースレターは閲覧及び情報収集のみの目的にてご利用いただき、無断複製や転載などは行われないようにお願いいたします。