日本列島に最強寒波が到来。暖かくしてお過ごしください🥶
【ダボス会議2023】
世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(通称、ダボス会議)が1/16~20の日程で開催されました。今年のテーマは「分断された世界における協力の姿」で、コロナ禍を経て3年ぶりに1月の対面開催となりました。
ダボス会議と言えば、SDGsが国際的にも高く注目されるようになったきっかけの会議で、気候変動がメイントピックの一つとしてあげられており、今年はReFiに関するプロジェクトも活動を行っていました。
例えば、Blockchain x Climate Leadership Network (BxC) という、気候変動に関する影響力のあるプロジェクトが結集し、地球のためにソリューションを調整、開発、促進する組織が発足されたり、サイドイベントのunDavos summitでは、ブロックチェーンを活用して気候変動に取り組むNoriがプレゼンを行ったりしました。




様々な国際的な会議でReFiに注目が集まり、気候変動対策や社会問題解決に向けた取り組みに注目が集まることを期待しています。
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:Zero Labs
■概要:Zero Labsはゼロ・カーボン経済に向けて誰でもアクセス可能でわかりやすく透明性の高いツールの構築を行っています。今回は、その中でも「Blocks Garden」を紹介していきます。「Blocks Garden」は、クリプトで脱炭素化と聞くと難しい分かりにくいと思われている印象を払拭するために、簡単に親しみやすく楽しみながら脱炭素化することを目指して開発されました。
Blocks Gardenは「The Million Dollar Homepage」から着想を得たインターネット広告であり、それぞれのピクセルがEthereumがPoWだった時のブロックと連携しています。現在公開されているのはMVPなので、「Day1」と称されており、The Merge前の24時間分のブロックを表現したキャンバスとなっています。最終的に目指すものとしては、これまでEthereumがPoWだった時代のブロックを全て遡り、それらに対応したピクセルを購入することで脱炭素化させることです。それぞれのピクセルにはグリーン電力証書が対応しており、それを確認することも可能です。確認サイトはとてもビジュアルが綺麗で、彼らの目指している分かりやすさや親しみやすさが表れているように感じます。ちなみにDay1の記念すべき最後のブロック(The Mergeのブロック)はZero LabsからVitalik氏にプレゼントされています。(ウォレットに送っただけでしょうが、、、)
ユーザーはBlocks Gardenで好きなピクセルを選び、購入することで紐づいたグリーン電力証書を購入することになります。ピクセル自体はERC721の「Green-NFT」と呼ばれており、「Green Hero」というステータスとスコアがついてきます。また、自分が購入したピクセルは広告のように、イラストやロゴなどを掲載することが可能になります。今後このNFTを保有していると、プロトコルのガバナンスに参加できるようになるようです。
ローンチパートナーとして、日本人由来のところだとPublic Goods partnersとして「Fracton Ventures」、Web3 Adoption and dAppsとして「Phi」が参加していました。
ローンチパートナーリスト:https://zerolabs-green.notion.site/Team-Launch-Partners-d7154520a233428e85234b11d7be04c7
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■ Verra、サードパーティの暗号資産とトークンに関する協議を終了
Verra はサードパーティの暗号資産およびトークンに対する提案されたアプローチに関する協議を終了し、受け取ったコメントの要約を公開しました。
昨年5月にVerraは、償却済みカーボンクレジットのトークン化を禁止することを発表し、その後、関連団体と協議を行っていました。
今回のコメントではVerra がトークン化の価値を認識しており、ブロックチェーンを ボランタリーカーボン市場の整合性とスケーラビリティの両方を改善するための信頼できるツールと見なしていることを確認できます。
コメントの詳細を知りたい方は、ぜひこちらのToucanによるまとめもご覧ください。


■ 世界経済フォーラムがDAOツールキットを発表
冒頭でダボス会議2023の紹介をしましたが、その期間中にWEFはDAOツールキットを発表しました。
本ツールキットは100人以上の専門家がコラボレーションして作成され、DAOエコシステムに関与しようとする開発者、政策立案者、その他の関係者にとって有用なツールとなることが期待されています。
■ ReFiDAOとCommons Stackによる「ReFi Commons」始動
ReFiDAO と Commons Stack が新しいジョイントベンチャー「ReFi Commons」が発足し、概要が紹介されました。
ReFi Commons は、地球を再生するために存在する創設者主導のインパクトDAO で、定期的にミーティングやイベントを開催したり、共有ワークスペースを作成するなどして、より地域に根差した活動を広げていく狙いがあるそうです。
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メンバー紹介
■F太郎(Nori)
ReFiプロジェクトであるNori所属。ペンギン好き。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
免責事項
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