正月ボケからようやく回復してきました💪
【TABETE:食品ロス削減を目指すフードシェアリング】
今回はReFiとは異なりSDGsの観点で、最近筆者が利用しているアプリ「TABETE」を紹介します。TABETEは食品ロス削減を目指すフードシェアリングサービスで、簡単に言うと当日の売れ残りなどを格安で販売することで食品ロスを削減することを目指すサービスです。
具体的にはホテルの朝食のバイキングの残りをお弁当に詰めて400円ほどで販売していたり、閉店時間が迫るパン屋さんのパンを格安セットにして販売しています。アプリのユーザーはそれらが販売されているのを確認すると、お店にレスキュー(購入)に向かいます。ここでなぜレスキューとして表現されているかというと、1食分を購入することによって1.375KgのCO2排出削減の概算を行っているからです。食品ロスを削減することによって、廃棄される予定だった食品を処理する際に発生するCO2などを削減することに繋がります。執筆時点では、サービスローンチから累計で518,617食がレスキューされ、削減した総CO2排出量は約713,098,375g(713t)になるようです。
ReFiやSDGsなどと言われると小難しく、一個人では難しいと思う方もいるかもしれませんが、最近はTABETEのように個人でもコミットできるサービスも増えてきているので、せひ利用してみてください。(ビニールが格安でランチを手に入れるチャンスが減るかもしれないので、大阪の方はご配慮の程よろしくお願いしますw)
※上記の概算は、国際連合食糧農業機関(FAO)が発表しているデータに基づいてTABETEが算出しています。
※食品ロスについては、TABETEの公式サイトの説明がとてもわかりやすいです
ReFi プロジェクト紹介🤝
■プロジェクト名:Thallo
■概要:Thalloは、ブロックチェーン技術を使って炭素市場に革命を起こし、民主化することで、高品質の炭素クレジットの買い手と売り手が互いに見つけやすくする未来の炭素市場(マーケットプレイス)を構築しています。
Thalloは比較的新しいプロジェクトですが、既にRipple、Climate Collectiveを含む多くの企業や団体と提携しており、つい最近も、生態系データをオンチェーンで提供し、さまざまなWeb3アプリケーションを推進するプロジェクトであるShambaとの提携を発表しました。
資金面では、昨年11月にシードラウンドで250万ドルの調達に成功しており、マーケットプレイスの開発とマーケティングを加速させています。
そして、2日前の1/16にはカーボンオフセットのエコシステムをリードするIMPTと契約し、IMPTはThalloから10年間で500万ユーロ(約7億円)のカーボンクレジットを購入することが決まりました。
この規模のカーボンクレジットが購入されるのは、ReFiプロジェクト関連ではトップクラスであり、Thalloのカーボンの品質とブロックチェーンの技術力が認められた証拠だと思われます。
Thalloのマーケットプレースはまだ公開されておらず、現在ベータ版へのアクセスのリクエスト申請が可能な状況です。ぜひ、今後のThalloの活躍に注目してみてください。
ReFi ニュース📰
最近のReFiに関するニュースをお届けします。
■The Gitcoin Program Alpha Roundが開始
合計で$1MのQuadratic Fundingマッチングプールが用意された「The Gitcoin Program Alpha Round」が1/17より開始しました。今回のラウンドはこれまでのGRとはことなり、Open Source, Ethereum Infrastructure, Climate Solutionsの3分野のみが対象となり、助成金を受けられるプロジェクトもGR15にすでに参加した実績があり、コントリビューター数が多かったプロジェクトが選出されています。
Climate Solutionsの分野では、再生可能エネルギー、カーボンマーケット、検証インフラ、海洋と森林、農業、気候研究に関する50のプロジェクトが対象となっています。
■Open Forest Protocolが$4.1Mの資金調達を完了
NEARブロックチェーン上でdMRVのプラットフォームを運営するOpen Forest Protocol(OFP)がプレシードラウンドで$4.1Mの資金調達を完了したことを発表しました。Shima Capital、Big Brain Holdingsなどが今回のラウンドには参加した模様です。今回調達した資金は、システム構築及び、政府機関やNGOや個人などのオンボーディングに使用するとのことです。
OFPについては、ニュースレターで紹介しておりますので、そちらも併せてお読みください。
■Celoがロゴなどを刷新し、リブランディングを実施
Celoが「#CeloEvolution」を掲げてブランドアイデンティティを刷新したことを1/11に発表しました。今回のブランドは2022年4月にコミュニティとの共創プロセスが始動し、75回以上、150時間以上のミーティングによって創出されたとのことで、コミュニティの合意形成の過程としても非常に面白い試みのように感じます。
また、今回のリブランディングにより「Celo 2.0」とも自称しており、今後の技術ロードマップは近日中に公開されるようです。
余談ですが、ReFi Japanもそろそろちゃんとしたロゴを持ちたいと思っております
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メンバー紹介
■F太郎(Nori)
ReFiプロジェクトであるNori所属。ペンギン好き。
■ビニール(Fracton Ventures)
Web3 IncubatorであるFracton Ventures所属。レコード好き。
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